神奈川県相模原市南区の緑豊かな相模原麻溝公園内に位置する「相模原ギオンフィールド」。陸上大会やサッカー、地域のスポーツイベントなどで訪れる機会が多い施設ですが、隣接するメインスタジアムと混同して迷ってしまう来訪者が後を絶ちません。現地に足を運ぶ前に、交通手段や設備環境を正確に把握しておくことが不可欠です。
競技者としての個人利用やチームでの貸切利用を検討している方はもちろん、家族や友人の応援・観戦に訪れる方にとっても、駐車場の混雑傾向や観客席の屋根の有無、周辺ランチ事情は切実な関心事です。現地取材データと最新の施設運用基準をもとに、失敗しないための実践的な攻略情報を余すところなくお伝えします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ギオンフィールドの正式名称は「相模原麻溝公園第2競技場」であり、Jリーグ等で使用される「ギオンスタジアム(第1競技場)」とは別棟の隣接施設。
- 要点2:最寄り駅のJR相模線「原当麻駅」からは徒歩約21分。バス利用時は小田急線相模大野駅やJR古淵駅からのアクセスルート把握が必須。
- 要点3:観客席には雨や直射日光を遮る大型屋根がないため、天候に応じた雨具や紫外線・防寒対策の事前準備が快適性を大きく左右する。
【スタジアムとの違いに驚き?】ギオンフィールドとメイン競技場の決定的な差
相模原麻溝公園を初めて訪れる人が最も陥りやすい落とし穴が、「相模原ギオンスタジアム」と「相模原ギオンフィールド」の違いを把握していないことによる現場での迷子トラブルです。実際にSNSや地域の口コミ掲示板でも「スタジアム正面に行ってしまい、大会会場のフィールドへ移動するのに焦った」「待ち合わせ場所を間違えた」という声が頻繁に見受けられます。
相模原ギオンフィールドの正式名称は相模原麻溝公園 第2競技場です。これに対して、SC相模原(Jリーグ)や三菱重工相模原ダイナボアーズ(ラグビーリーグワン)などの公式戦が開催される巨大な観覧スタンドを備えたメイン施設は「相模原麻溝公園競技場(相模原ギオンスタジアム)」であり、両者は明確に区別されています。
設備スペックの面でも明確な住み分けがなされています。ギオンフィールドは日本陸連第3種公認陸上競技場として整備されており、全天候型400mトラックが8コース、中央には鮮やかな天然芝フィールドが広がっています。トラック競技の公認記録会や高校・中学の地区大会、市民サッカー大会の主会場として極めて高い稼働率を誇る本格的な運動施設です。メインスタジアムのサブトラックとしての役割も担いつつ、地域のアスリートに開かれた実戦拠点として機能しています。
【アクセス徹底比較】原当麻駅からの徒歩ルートとバスでの行き方
相模原ギオンフィールドへ向かう際、公共交通機関を利用する場合は事前のルート選択が当日の疲労度を大きく左右します。鉄道とバス、それぞれの特徴を把握して最適な移動プランを組み立てましょう。
電車を利用する場合、最寄り駅はJR相模線の原当麻(はらたいま)駅または下溝駅です。公式案内および現地の実測データによると、原当麻駅から相模原ギオンフィールドまでは徒歩で約21分の距離があります。平坦な道ばかりではなく、公園手前に緩やかな勾配が存在するため、競技用具や大型の荷物を抱えて移動する選手や小さなお子様連れの場合、体感としては25分前後を見込んでおくと安心です。駅前からのタクシー常駐台数は限られているため、徒歩移動を基本計画にしておくのが賢明です。
歩行距離を最小限に抑えたい場合は、主要ターミナル駅からの路線バス活用が現実的な選択肢となります。相模原ギオンフィールドへのバスでの行き方は、主に以下の3つのハブ駅から神奈川中央交通(神奈中)バスを利用します。
- 小田急線 相模大野駅(北口・南口):「女子美術大学」行きに乗車し、終点「女子美術大学」下車。下車後、公園内を通り徒歩約5〜8分。運行本数が比較的多く、都心方面からのアクセスに最も適しています。
- JR横浜線 古淵駅:「女子美術大学」行きに乗車し、終点下車。横浜方面や町田方面からの乗り換えに便利です。
- JR横浜線 相模原駅(南口):「相模大野駅北口」行き等の特定系統を利用し、「総合体育館前」停留所などで下車後、徒歩約10〜15分。
休日の午前中は、女子美術大学方面へ向かう学生や公園利用者でバスが混み合う時間帯があります。試合開始時刻やウォーミングアップの時間から逆算し、1〜2本早いダイヤを選択する余裕を持つことが推奨されます。
【駐車場と周辺環境】混雑回避のコツとおすすめ周辺ランチ
自動車で来場する場合、相模原麻溝公園の広大な無料駐車場群を利用することになります。利便性が高い一方で、駐車エリアの選択ミスが移動のロスにつながるため注意が必要です。
相模原ギオンフィールドの駐車場として最もアクセスが良いのは、競技場に隣接する「第5駐車場」または「第4駐車場」です。ここに駐車できれば徒歩2〜3分でフィールド入口へ到達できます。ただし、麻溝公園全体で約1,000台以上の収容能力があるものの、ギオンスタジアム側で大規模興行が重複して開催される日や、天気の良い週末・祝日には午前9時台で満車になるケースが珍しくありません。満車時は少し離れた第1〜第3駐車場へ回されることになり、園内を10分以上歩くことになります。
また、遠征や観戦時に気になるのが相模原ギオンフィールド周辺のランチ事情です。公園敷地内には「カフェ・ラ・フォセット」などの軽食喫茶や展望塔付近の売店が存在しますが、席数には限りがあり、昼時には混雑します。競技場周辺の徒歩圏内には飲食店が少なく、原当麻駅周辺まで移動しないと選択肢が多くありません。
そのため、終日滞在する場合は、あらかじめ駅周辺や道中のコンビニエンスストアで昼食・軽食・飲料を買い込んでから会場入りするのが最も堅実な自衛策です。公園内には木陰や芝生広場が豊富にあるため、ピクニック形式で持参した食事を摂る来場者が多数派を占めています。
【座席表・観客席・屋根】現地観戦で後悔しないための設備チェック
大会の応援や保護者の観戦において、スタンドの鑑賞環境を事前に知っておくことは極めて重要です。設備の快適度を誤認していると、長時間の観戦で大きな負担を強いられることになります。
相模原ギオンフィールドの座席表は、メインスタンド中央部に設置された長椅子ベンチシート(固定座席)と、その両サイドおよびバックスタンド側に広がる芝生席で構成されています。メインスタンドのベンチ席は約数百度〜千人規模の収容規模であり、ギオンスタジアムのような1万人超を収容する巨大スタンドとは設計思想が異なります。その分、トラックやピッチとの距離が非常に近く、選手の息づかいやボールを蹴る迫力ある音がダイレクトに届く臨場感はフィールドならではの魅力です。
しかし、最大の注意点となるのが相模原ギオンフィールドの観客席における屋根の有無です。結論から言うと、観客席スタンドを覆う常設の大型屋根は基本的に設置されていません。本部席周辺のわずかなスペースを除き、一般観覧エリアは完全に空へ開放されています。
このため、雨天時の観戦ではレインコートやポンチョの着用が必須となります(スタンド内での傘差しは後方視界を遮るため原則禁止されるケースが一般的です)。また、夏季の直射日光による熱中症リスクや日焼け、冬季の吹きさらしによる底冷えもダイレクトに影響します。携帯用クッション(座布団)、つばの広い帽子、冷却グッズや防寒ブランケットなど、季節に応じた観戦装備を万全に整えておくことが後悔しないための鉄則です。
【スペック比較検証】ギオンフィールドとギオンスタジアムのデータ対照表
利用目的や観戦スタイルに応じた両施設の違いを明確化するため、主要スペックを詳細に比較検証しました。
| 項目 | 相模原ギオンフィールド(第2) | 相模原ギオンスタジアム(第1) | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 正式施設名称 | 相模原麻溝公園第2競技場 | 相模原麻溝公園競技場 | 現地到着時の看板表記確認が必須 |
| 陸上公認規格 | 日本陸連第3種公認(400m×8) | 日本陸連第2種公認(400m×9) | フィールド側も公式公認記録を十分取得可能 |
| フィールド環境 | 天然芝(サッカー・ラグビー等) | 天然芝(プロ公式戦仕様) | 市民レベルで天然芝が踏める貴重な環境 |
| 観客収容人数 | 約1,500〜2,000人規模 | 約15,300人規模 | フィールドはピッチ至近の密着型観戦 |
| スタンド屋根 | なし(完全オープン) | メインスタンドの一部にあり | フィールド観戦時は雨具・日除け準備が不可欠 |
| 一般個人利用 | 指定日・枠にてトラック開放あり | 専用貸切利用が中心(制限多) | 市民ランナーの練習場として重宝 |
【利用料金と予約方法】一般個人利用から団体専用利用までの完全マニュアル
相模原ギオンフィールドは観戦だけでなく、市民ランナーやアスリートが実際に走れるトレーニング環境としても評価されています。利用形態に応じた料金体系と予約フローを整理しました。
まずトラックの個人利用料金についてです。専用利用(貸切)が入っていない指定の一般開放日に限り、トラックを個人練習用として利用できます。相模原市内の公営スポーツ施設基準に準拠しており、大人(一般)1回あたり数百円程度、小中学生はその半額程度という極めてリーズナブルな設定となっています。質の高いウレタン舗装トラックでスパイク練習やタイムトライアルができる環境としては、民間施設と比較しても圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
一方、チームでの練習試合や記録会、大会主催を目的とした専用利用(団体貸切)の予約方法は以下の手順を踏む必要があります。
- 利用者登録:相模原市の公共施設予約システム「さがみはらネットワークシステム」への団体登録およびカード発行を行います。
- 抽選申込:施設予定表に基づき、利用月の数ヶ月前に実施される定期抽選枠へエントリーします(例:公式発表資料によると、翌年3月分枠の受付が前年8月下旬から9月10日に設定されるなど、早期の申込スケジュールが組まれています)。
- 当選確定・本申請:抽選結果確認後、期日までに利用確定手続きと所定の利用料金納付を行います。空き枠については随時先着順予約へと移行します。
天然芝フィールド部分の利用に関しては芝生の育成保護管理が厳密に行われており、天候不良時や芝の養生期間中はピッチ内への立ち入りが制限される運用となっています。スパイクの種類やピッチ使用規則は事前に施設管理事務所へ確認を入れておくことがトラブル防止の鍵です。
【実態検証】利用者の生の声とネットの誤解を暴く
ネット上の口コミやSNSで交わされる生の体験談を精査すると、公式パンフレットだけでは見えてこないギオンフィールドのリアルな実像が浮き彫りになります。
「競技者目線」で高く評価されているのが、トラックのコンディションの良さと風の影響の少なさです。周囲が相模原麻溝公園の豊かな樹木に囲まれているため、突風に煽られにくく、中長距離ランナーやスプリント競技者から「タイムが出しやすい」「足への反発感が心地よい」と絶賛されています。また、更衣室やシャワー設備も清潔に維持管理されており、地域の拠点施設としての信頼度は揺るぎません。
一方で、観戦に訪れた保護者やサポーターからは以下のような手厳しい意見も散見されます。
- 「夏場の観戦は日陰が全くなく、体感温度が40度近くまで跳ね上がった。熱中症対策を怠ると危険」
- 「メインスタジアムのつもりで原当麻駅から歩いたら、想像以上に遠くてウォーミングアップ前に疲れてしまった」
- 「公園の駐車場が無料なのはありがたいが、隣の広場で別イベントが重なると出庫に30分以上かかる渋滞が発生する」
このように、「素晴らしい競技環境」である反面、「観覧設備や周辺動線には一定の割り切りと準備が必要」というのが現場検証から導き出される公平な結論です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
施設利用や観戦を検討するにあたり、自身がどちらの属性に当てはまるかを事前にチェックしてください。
【相模原ギオンフィールドが強くおすすめできる人】
- 公認トラックで質の高いスピード練習やタイム計測を行いたい市民ランナー・陸上選手
- 観客席から選手の表情やプレーを間近で熱気とともに体感したい応援者
- 緑豊かな自然環境のなかで、のびのびとスポーツ活動や応援を楽しみたい家族連れ
【訪問・利用に際して慎重な事前準備が必要な人】
- 快適な屋根付きシートや売店などのスタジアム型ホスピタリティを期待している観客
- 最寄り駅から徒歩5分圏内の駅チカ立地を前提として行動している遠征客
- 大型イベント開催日に車で訪れ、試合直前にスムーズな駐車・出庫を想定しているドライバー
【相模原 ギオン フィールド】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:相模原ギオンスタジアムとギオンフィールドは同じ敷地内にありますか?
A1:はい、どちらも広大な「相模原麻溝公園」の敷地内に隣接して整備されています。ただし、メイン競技場(第1)とフィールド(第2)は建物が分かれており、徒歩で数分の移動距離があります。待ち合わせや集合の際は「第1スタジアム」か「第2フィールド」かを必ず事前に指定してください。
Q2:個人利用でトラックを走りたい場合、予約なしで当日行っても使えますか?
A2:個人利用の開放枠が設定されている日時であれば、事前のWEB予約なしで当日に管理窓口で利用券を購入して利用可能です。ただし、大会や専用貸切利用が入っている日は一般開放されません。必ず相模原ギオンスタジアム公式サイトの月間予定表(個人利用開放日程)を事前に確認の上、訪問してください。
Q3:雨の日の観戦時、スタンドで傘をさしても問題ありませんか?
A3:スタンド内での傘・日傘の使用は、後方の観客の視界を遮り、強風時の危険性もあるため原則として禁止または自粛を求められるケースがほとんどです。雨天時はレインコートや防水ジャケットを着用し、荷物全体を包める大きなビニール袋を持参することをおすすめします。
Q4:最寄りの原当麻駅からタクシーはすぐに拾えますか?
A4:原当麻駅東口にタクシー乗り場はありますが、常駐している車両台数は限られており、時間帯によっては待ち時間が発生します。確実を期すなら配車アプリを活用するか、徒歩(約21分)または相模大野駅・古淵駅からの路線バス利用を主軸に計画を立ててください。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
相模原麻溝公園第2競技場こと「相模原ギオンフィールド」は、プロ仕様のメインスタジアムとは異なるアットホームな距離感と、第3種公認の本格的な競技スペックを併せ持つ秀逸なスポーツ拠点です。市民ランナーの日常的な鍛錬から、学生アスリートの真剣勝負まで、地域スポーツ文化を力強く支え続けています。
一方で、スタジアムとの取り違え、徒歩ルートの勾配、観客席の屋根なし環境、週末の駐車場混雑といった実情を軽視すると、思わぬ不便を味わうことになります。アクセス経路の綿密な選定、天候に合わせた装備品の携行、そして食料・飲料の事前手配という「3つの自衛策」を徹底し、快適で実りある競技・観戦体験を実現してください。 (出典: 相模原 ギオン フィールド(Yahoo!ニュース))