📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:高2・1月進研模試は数II・B・Cの重要分野や理科・地歴の発展分野が本格参入し、出題範囲の広さと難易度が一段階跳ね上がる。
- 要点2:全国平均点は例年35〜40%前後で推移しており、基礎の完成度と標準問題の取りこぼし防止が偏差値60突破の分岐点となる。
- 要点3:志望校判定(A〜E判定)の母集団が受験生モードへ移行するため、過去問演習と弱点補強による早期の共通テスト対策が不可欠である。
【全教科まとめ】進研模試・高2「1月総合学力テスト」の出題範囲一覧
英語(100点満点/試験時間80分)
- リスニング:短文対話、長文対話、モノローグ形式の聞き取り(※学校・実施形態により導入)
- 大問構成:
- 大問1:リスニングまたは発音・アクセント・語彙問題
- 大問2:文法・語法・語彙(空所補充、整序英作文、誤文訂正など)
- 大問3:図表・イラストを含む長文読解(情報検索・内容把握)
- 大問4:説明文・論説文の総合長文読解
- 大問5:物語文または随筆の総合長文読解、記述式英作文(意見論述・和文英訳)
- 範囲のポイント:高校英文法全般(関係詞、仮定法、比較、分詞構文、助動詞・準動詞の複合用法国など)が網羅的に問われます。長文は語彙レベルが一段階上がり、共通テストを意識した500〜700語規模の文章が中心となります。
数学(100点満点/試験時間80分〜100分 ※受験型による)
- 文理共通・必須問題:
- 小問集合(計算、方程式と不等式、集合と命題など)
- 数学I・A全範囲:2次関数、図形と計量、データの分析、場合の数・確率、図形の性質
- 選択問題(文系・理系・学校進度に応じた選択):
- 数学II:図形と方程式(点と直線、円の方程式、軌跡と領域)
- 数学II:三角関数(加法定理、合成、三角方程式・不等式)
- 数学II:指数関数・対数関数(常用対数、対数不等式)
- 数学II:微分法と積分法(3次関数の増減・極値・接線、面積計算)
- 数学B・C:数列(等差・等比、階差、群数列、漸化式、数学的帰納法)
- 数学B・C:ベクトル(平面ベクトル、空間ベクトルの内積・位置ベクトル)
- 範囲のポイント:数学IIの微積分や三角関数、ベクトル・数列といった高校数学の中核をなす重要単元が選択肢として出揃います。
国語(100点満点/試験時間80分)
- 大問1(現代文・論説/評論):抽象度の高い評論文(近代批判、言語論、文化論、情報社会論など)。論理構造の把握と記述説明力が問われます。
- 大問2(現代文・小説/随筆):心情把握、場面展開、表現の特徴に関する読解。
- 大問3(古文):平安〜鎌倉・室町期の物語・日記・説話等。用言・助動詞の意味・識別、敬語法、重要古文単語、主語特定の文脈読解。
- 大問4(漢文):返り点、再読文字、重要句法(否定、使役、受身、反語、疑問、比較など)、漢詩の押韻・形式、文章の教訓や心情読解。
【理科・地歴公民】選択科目の出題範囲と進度別チェック
理科および地歴公民(各100点満点/各60分)は、履修進度によって選択できる大問・科目が細かく指定されています。理科(物理・化学・生物・地学)
- 物理基礎・物理:
- 物理基礎:運動の表し方、落体の運動、力のつり合い、運動方程式、仕事と力学的エネルギー、熱とエネルギー、波の性質、電気
- 物理(発展):剛体のつり合い、平面運動、円運動、単振動、万有引力、熱力学(気体の状態変化)までが主要選択範囲。
- 化学基礎・化学:
- 化学基礎:物質の構成、結合、物質量(mol)と濃度、化学反応式、酸と塩基、酸化還元反応
- 化学(発展):物質の状態(気体・液体・溶液の性質)、熱化学・化学発熱、反応速度と化学平衡の基礎、無機物質(典型元素・遷移元素の基礎選択)
- 生物基礎・生物:
- 生物基礎:生物の特徴、遺伝子とその働き、体内環境の維持、植生とバイオーム、生態系
- 生物(発展):生体物質と細胞、代謝(呼吸・光合成)、遺伝情報の発現、生殖と発生、動物の反応と行動まで
地歴公民(歴史・地理・公共/倫理/政経)
- 日本史:原始・古代から江戸時代後期、幕末・明治維新期までの進度別選択。文化史・社会経済史の複合出題。
- 世界史:古代オリエント・地中海世界から近世ヨーロッパ、アジア諸地域の変遷、近代市民革命期までの進度別選択。
- 地理:系統地理(地形、気候、農林水産業、資源・エネルギー、工業、人口・都市問題)全般+主要地域の地誌。
- 公共・倫理・政治経済:青年期の課題、倫理思想の源流、現代社会の諸課題、日本国憲法と政治機構、現代経済の仕組み(市場、金融、財政、国際経済)。
【データ分析】平均点の傾向と偏差値換算のリアル
進研模試の高2・1月は、既習範囲の広がりと問題難易度の上昇に伴い、全国平均点が低くなりやすい傾向があります。過去数年分の動向と目安データをまとめました。| 科目 | 配点 / 全国平均点(目安) | 偏差値60の得点目安 | 編集部の見解・分析 |
|---|---|---|---|
| 英語(全問) | 100点満点中 38〜43点 | 62〜68点 | 長文の読解スピードと文法語法の大問で確実に8割確保できるかが境目。 |
| 数学(II型/B型等) | 100点満点中 32〜37点 | 58〜65点 | 数II微積・数列の典型問題で大問完答を作れるかで大きく差が開く。 |
| 国語(現古漢) | 100点満点中 42〜46点 | 65〜70点 | 古文・漢文の基本句法・単語の暗記度合いが得点に直結する。 |
| 理科各科目 | 100点満点中 35〜42点 | 60〜66点 | 基礎知識の定着不足による失点が目立つため、標準問題の反復が鍵。 |
| 地歴公民各科目 | 100点満点中 38〜44点 | 62〜68点 | 時代・地域の縦横のつながりや因果関係の理解が問われる。 |
【実態検証】「高2の1月は受験の天王山」ネットの噂と現役合格者の証言
大手受験フォーラムやSNS(X・知恵袋等)では、「高2の1月進研模試の結果が最終的な合格可能性を左右する」という言説が頻繁に交わされています。この言説の実態を検証します。「進研模試の偏差値は高く出やすい」という通説の裏側
「進研模試で偏差値65だったのに、駿台模試や河合塾全統模試を受けたら偏差値50前半まで落ちてショックを受けた」(都内公立進学校・卒業生の手記より)進研模試は全国の多様な高校が学校単位で受験するため、難関進学校のトップ層だけが受ける模試に比べて母集団の平均が低く、他社模試より偏差値が5〜8程度高く出やすい特徴があります。 しかし、高校2年生の1月模試に関しては意味合いが異なります。この時期から多くの進学校が「大学入学共通テスト対策模試」としての位置づけを強め、受験生全体の意識が引き締まるため、これまでの高1〜高2前半のように「ノー勉で高偏差値が出る」状態ではなくなります。
現役合格者が口を揃える「1月模試の重要性」
取材した難関大現役合格者たちのデータによると、「高2の1月に苦手科目を放置したまま高3春を迎えた受験生は、既習範囲の復習に追われ、高3夏以降の過去問演習で圧倒的に出遅れる」という構造的リスクが浮き彫りになっています。1月模試は、高3本番までに残された弱点を可視化する最強の診断材料として機能します。一般に知られていない盲点とネットの誤解
進研模試の対策にあたり、多くの受験生が陥りがちな典型的な誤解を解消します。誤解1:過去問をひたすら解けば点数が伸びる?
進研模試の過去問(学校配布やフリマアプリ等で流通するもの)を解くこと自体は出題形式の把握に役立ちます。しかし、進研模試は「標準的な良問」で構成されているため、過去問の答えを暗記しても意味がありません。教科書の章末問題や『チャート式』『基礎問題精講』『ネクステージ』などの基本問題集を網羅することの方がはるかに効果的です。誤解2:理科・地歴は高3になってから始めれば間に合う?
現役生が最も失敗しやすいポイントです。高2・1月の段階で理科・地歴の基礎が完全に抜けていると、高3で理系は数III・C、文系は国公立二次論述や私大難関対策に時間を奪われ、基礎の修復が間に合わなくなります。1月模試をペースメーカーにして、既習単元の基礎用語・基本公式だけでも総点検しておくことが合格率を劇的に引き上げます。【プロの結論】志望校現役合格を手繰り寄せる直前1ヶ月の学習計画
高校生が短期間で効率よく成果を出すための実践的な学習ステップを提示します。【科目別】直前期の優先順位とアプローチ
- 英語:
- 単語・熟語の抜け漏れチェック(『ターゲット1900』や『システム英単語』の第2章・1200番台までを完璧にする)
- 文法・語法問題集の「助動詞・仮定法・関係詞・準動詞」に絞った集中復習
- 数学:
- 数学II「微分・積分」の接線・面積公式を用いた標準問題の定着
- 数学B・C「数列・ベクトル」の基本パターンの網羅
- 数学I・Aの小問集合(大問1〜2)で満点を確保する計算演習
- 国語:
- 古文単語300語および助動詞の意味・接続・活用表の再確認
- 漢文の基本句法(再読文字、使役、受身、反語)の例文音読
おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
- 今回の模試をフル活用できる人: 自分の弱点単元を明確にし、返却された個人成績票の「設問別到達度」を見て復習計画を立てられる人。
- 見直しが必要な人(慎重になるべき人): 「偏差値の数字だけ」を見て一喜一憂し、解き直しや間違えた原因の分析を行わずに放置してしまう人。
【進研模試 高2 1月 範囲】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:進研模試(高2・1月)の実施日程はいつですか?
A1:例年1月中旬から下旬にかけて、全国の高等学校ごとに設定された日程で一斉に実施されます。土曜日や日曜日に実施する学校もあれば、平日の授業日を利用して2日間に分けて実施する高校もあります。正確な実施日は在籍校の進路指導部や年間行事予定表でご確認ください。
Q2:高2・1月の進研模試で志望校判定(A〜E)はどれくらい信頼できますか?
A2:高2・1月時点の判定は「現時点での基礎定着度」を示すものであり、最終合否を決定づけるものではありません。ただし、志望校群でB判定以上を取れている受験生は基礎が順調に仕上がっている証拠です。D〜E判定であっても、弱点単元を特定して高3夏までに克服できれば十分に逆転合格が可能です。
Q3:過去問はどこで入手できますか?
A3:進研模試はベネッセコーポレーションが学校経由で提供している模試のため、一般の書店では市販されていません。最も確実な入手方法は、学校の進路指導室や担当教員に相談して過去数年分の過年度問題を閲覧・コピーさせてもらうことです。また、ベネッセの学習支援サービス『マナビジョン』で公開されている解説動画や類似演習問題を活用するのも極めて有効です。 (出典: 進 研 模試 高 2 1 月 範囲(Yahoo!ニュース))